姓名判断は名前（姓名）に用いられている文字の字画を5つに分類し、その画数である五格で性格や運勢を鑑定します。五格とは天格・人格・地格・外格・総格で、姓名判断の基本となるものです。
天格：姓に当たる画数で先祖から与えられた天運を表します。結婚によって一般的には配偶者のどちらか一方の姓を他方の姓に合わせるため、配偶者の一方は婚姻後には天格・総格が変わります。出生と晩年の運勢に影響を与えるとされています。
人格：姓の最後と名の頭文字の画数を足したものです。その人の内面である性格・個性・才能を表し、家庭・仕事・結婚など20代から40代の運勢に影響を与え、その後の一生に働きかけると言われています。人格は、その人の性格や才能、人間関係に大きな影響を与えるとされています。また、人格が良い場合、その人は素晴らしい人間関係や成功を手に入れる可能性が高くなります。逆に、人格が悪い場合、その人は人間関係が上手くいかず、仕事や学業でもうまくいかない傾向があります。
地格：名に当たる画数です。その人の基本的な部分、出生・幼年期から中年に至るまでの運勢を表し、成長過程に強い影響を与えると言われています。人格が人間の内面を表象する数であるのに対し、地格は「他人に対する自分の印象」を表す数です。地格は、その人の健康や家庭、仕事などに大きな影響を与えるとされています。地格が良い場合、その人は健康で、家庭や仕事も順調に進む傾向があります。一方、地格が悪い場合、健康上の問題や家庭問題、仕事のトラブルなどが起こりやすくなります。
外格：総格から人格を引いたものです。異性・職場・結婚など対人関係や対外的な要素を表します。吉数であれば良好な人間関係を築き、よき友人・よき配偶者・よき上司・よき先輩等に恵まれると言われています。外格は、その人の社会的地位や対人関係に大きな影響を与えるとされています。外格が良い場合、その人は社会的地位が高く、対人関係も良好である傾向があります。一方、外格が悪い場合、社会的地位が低く、対人関係も上手くいかない傾向があります。
総格：姓と名の画数を合計したもので、全体運・生涯運で一生を通じた運に作用し、晩年になるほど強く影響するとされています。総格は、姓名の全体的な運勢や人生における総合的な特徴を表します。姓名鑑定においては、総格が最も重要な役割を担っています。総格が良い場合、その人は運気が強く、物事が順調に進む傾向にあります。一方、総格が悪い場合、運気が弱く、何かとつまずきやすいとされています。
数にはそれぞれ吉数と凶数、また、その数の持つ意味がありますが、その話題につきましてはまたの機会に。
