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冬土用について

土用とは、年に4回訪れる、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指します。土用は、中国の陰陽五行思想が由来で、春・夏・秋・冬の四季に木・火・金・水をあて、各季の終わり18日余に土気をあてたものです。土用期間中には、胃腸を労わる食べ物を摂ることが良いとされています。2024年の冬土用は、1月18日から2月3日までの期間になります。

土用期間中には、草むしりのように土をいじることや、井戸を掘ること、家を建てたりすることなどを「土動かし」と言い、土用期間には禁止とする風習がありました。また、土用から次の季節に体が順応できず、胃腸の調子が悪いままでいると、冷え症や内臓の不調を引き起こすことがあるため、胃腸を労り消化のよい物を食べたり、食べる量を減らしておくことが大切です。
土用期間中には、転職や就職、結婚や新居購入、旅行など「新しいこと・場所を移動すること」は避けたほうがいいとされていたようです。

土用期間は次の季節に体を慣らしていく期間であるため、できるだけ食べ過ぎなどに気をつけ、胃腸を休ませることが大切です。また、土用期間中には「間日」と呼ばれる“土を動かしても大丈夫な日”があります。間日であれば土を司る神様が天上に行く日で土を離れるため、土動かしをしても良いとされています。また、冬の土用期間中には、「ひ」のつくものや赤いものを食べると良いとされています。例えば「ひ」のつく食べ物はこの時期が旬のひらめ、赤い食べ物はトマトが代表格です。また、胃腸を労り消化のよい物を食べたり、食べる量を減らしておくことが大切です。土用期間中には、胃腸を休ませることで体調を整え、次の季節に体を慣らすことが大切です。

トマト

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