印鑑の彫り直しについてお問い合わせをいただくことがあります。印鑑の彫り直しは技術的には可能ですが、印鑑は我々の分身とも言えるもので、彫り直すことで物理的に短くなってしまうことは、まるで身を削る(自身の命を削る)かのようで、縁起が良いとは言えません。そのため、新たに作り直すことをお勧めします。
また、故人の印鑑を彫り直して使いたいというご意見も理解できます。しかし、故人が長年にわたって使い続けた印鑑には、その人の念や思いがこもっています。どんなに素晴らしい人でも、長所と同時に短所も存在します。彫り直して使うことで、良い面だけでなく、短所や悪い念も引き継いでしまう可能性がありますのでお勧めできないのです。
さらに、印鑑を彫り直すことは、開運どころか運気を下げてしまうため、当方ではそのような対応をお断りしています。運気に関係なく印鑑の彫り直しを行っている街の印鑑屋さんや事務用品のお店も存在しますので、そちらをご利用いただくことも一つの選択肢かと思います。最終的な判断はお客様ご自身でなさってください。