印鑑

銀行印をつくる時のポイント


はじめに

銀行印は、金融機関に届け出る印鑑として、預金口座の各種手続きや大切なお金に関わる場面で使われることがあります。一度登録すると長く使うものですので、つくる際にはいくつかの基本を押さえておくことが大切です。ここでは、初めて銀行印をつくる方に向けて、材質・サイズ・向き・書体・刻印内容のポイントをわかりやすくご紹介します。

銀行印の材質

まず、印鑑の材質についてです。銀行印は長く使うことを考え、耐久性のある素材を選ぶのが一般的です。代表的なものに「黒水牛」「オランダ水牛」「薩摩本柘」などがあります。黒水牛は、価格と耐久性のバランスがよく、銀行印の素材としてよく選ばれています。オランダ水牛は、淡い色合いや模様に個性があり、上品な印象を好む方に向いています。薩摩本柘は比較的手頃な価格で選びやすい素材ですが、木材系の印材のため、乾燥や強い衝撃には注意が必要です。使用後は朱肉を軽く拭き取り、直射日光や高温多湿を避けて保管すると長く使いやすくなります。なお、象牙は印材として知られていますが、国内外で取引に関する規制がある素材です。選ぶ場合は、合法的に流通しているものかを確認し、環境保全の観点からも慎重に検討しましょう。特別国際種事業者許可のある事業者が取り扱っているかどうかが目安となります。

銀行印のサイズ

次に、サイズについてです。銀行印の直径は、一般的な目安として13.5mmから15.0mm程度がよく選ばれます。実印より小さく、認印より大きめのサイズにすると、印鑑同士の役割を区別しやすくなります。従来は男性が15.0mm、女性が13.5mmを選ぶ例も多く見られます。印鑑の長さは60mm前後が一般的ですが、持ちやすく安定して押せるものを選ぶことが大切です。続いて、書体についてです。銀行印では「印相体(吉相体)」や「篆書体(てんしょたい)」などがよく選ばれます。これらの書体は文字の線が複雑で、印影が簡単に読み取られにくいことから、銀行印向けとして紹介されることがあります。ただし、防犯性は書体だけで決まるものではありません。印鑑を不用意に持ち歩かないこと、通帳やキャッシュカードと一緒に保管しないこと、紛失時にはすぐに金融機関へ連絡することも重要です。

銀行印の刻印内容

最後に、刻印内容です。個人の銀行印では、姓のみ、名のみ、フルネームなどで作成されることが一般的です。姓のみで作成する方は多くいますが、結婚などで姓が変わる可能性を考え、名のみで作る方法もあります。ただし、金融機関によって取扱いが異なる場合があるため、心配な場合は事前に確認しておくと安心です。刻印の向きは、横書きをお薦めしています。銀行印は三宝印の中でも財体の役割として、金銭・財産を守り、蓄財運を開く印鑑とされています。横書きにすることで、開運の観点からは手を広げて「お金を受け止めて流れにくい」とされているからです。

まとめ

以上のように、銀行印は材質・サイズ・向き・書体・刻印内容のそれぞれに選び方のポイントがあります。標準的な目安を参考にしながらも、銀行によっては届出印として使える印鑑に条件がある場合もあります。大切なお金に関わる印鑑ですので、利用予定の金融機関の案内を確認し、自分にとって使いやすく、長く保管しやすい一本を慎重に選びましょう。

 

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