印鑑

印鑑の今後について その2

4.認印

認印は、民間での利用に変更はありませんが、政府の行革の対象となっていますので、官公庁への申請において使用頻度が低下する可能性はあります。

しかし、認印は個人の意思を形にして残す有用な手段で、責任を重んじ、熟慮してから押印するという慎重な国民性に合致した制度です。

現在、法務省は婚姻・離婚届けへの押印の廃止を検討しているとの事ですが、一人ひとりの人生でおそらく最大の契約である結婚・離婚をも簡単スピーディーにして良いのか、誰がそれを望んでいるのか、押印が果たしている役割を今一度評価すべきです。

認印は欧米のサインと同じですが、サインより判別がつきやすく漢字に適しています。これは種々に使い勝手が良く日本の優れた文化の一つです。印相学では実印を頭と胴体、銀行印を手、認印を足と考えます。認印を持つことで、より地に足がつく、人としての基盤がしっかりする、家族を守る、というような意味があります。

実印、銀行印、認印の3つは三宝印と呼ばれ、3つが揃うことで、より幸運を引き寄せるものと思います。

印鑑について疑問がございましたら是非お問い合わせください。

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