開運

10月の暦

2024年10月の二十四節気と選日(せんじつ)です。選日とは、暦注上において干支の組合せによってその日の吉凶を占うものであり、六曜・七曜・十二直(中段)・二十八宿・九星・暦注下段以外の物の総称です。擇日(たくじつ)・撰日・雑注ともいい、吉凶を判断するための特殊な性格の日柄です。

二十四節気

10月8日(火) 寒露

寒露(かんろ)は、二十四節気の一つで、毎年10月8日頃から10月23日頃にあたります。この時期は、草木に冷たい露が降りることから名付けられました。寒露の頃になると、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、秋の深まりを感じる季節です。

寒露は、秋分から数えて15日目にあたり、太陽黄径が195度に達する時期です。この頃、秋の長雨が終わり、空気が澄んで秋晴れの日が多くなります。夜空には美しい月が輝き、秋の風情を楽しむことができます。また、稲刈りが終わり、農作物の収穫が盛んになる時期でもあります。

寒露の期間は、さらに七十二候に分けられます。初候は「鴻雁来(こうがんきたる)」で、雁が北から渡ってくる頃です。次候は「菊花開(きくのはなひらく)」で、菊の花が咲き始める時期。末候は「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」で、秋の虫が戸口で鳴く頃です。
この時期には、伊勢神宮で「神嘗祭(かんなめさい)」が行われ、その年の新穀を天照大御神に捧げる儀式が行われます。寒露は、自然の変化を感じながら、収穫の恵みに感謝する時期でもあります。

寒露の頃に旬を迎える食材としては、栗やさつまいも、きのこなどがあります。これらの食材は、秋の味覚として食卓を彩り、栄養豊富で体を温める効果があります。また、秋の夜長を楽しむために、温かい飲み物や厚手の衣類を用意することが推奨されます。

以上のように、寒露は秋の深まりを感じさせる節気であり、自然の美しさや収穫の喜びを味わう大切な時期です。


10月23日(水) 霜降

霜降(そうこう)は、二十四節気の第18番目にあたる節気で、毎年10月23日頃から11月6日頃までの期間を指します。この時期は、秋が深まり、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、露が霜に変わることから「霜降」と呼ばれています。

霜降は、寒露から立冬へと移り変わる過渡期であり、秋の終わりを告げる節気です。この頃、北国や山間部では霜が降り始め、平野部でも霜の兆しが見られるようになります。草木は枯れ、山々は紅葉で彩られ、冬の気配が感じられるようになります。

霜降の期間はさらに七十二候に分けられ、初候は「霜始降(しもはじめてふる)」で霜が降り始める時期、次候は「霎時施(こさめときどきふる)」で小雨がしとしと降る時期、末候は「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」で楓や蔦の葉が色づく時期を表しています。

この時期は、冬の準備を始めるのに適した時期でもあります。コートや暖房器具の準備を進め、寒さに備えることが重要です。また、霜降の時期には鮭や柿などの旬の食材を取り入れることで、体を温め、健康を維持することが推奨されています。

霜降は、自然の変化を感じ取り、季節の移り変わりを楽しむための大切な節気です。秋の美しい風景を楽しみながら、冬の訪れに備える時期として、古くから日本の生活に深く根付いています。

選日

吉日
10月6日(日) 一粒万倍日
10月9日(水) 一粒万倍日
10月11日(金) 天赦日
10月12日(土) 一粒万倍日
10月21日(月) 一粒万倍日
10月24日(木) 一粒万倍日

凶日
10月3日(木) 不成就日
10月5日(土) 三隣亡
10月9日(水) 三隣亡
10月11日(金) 不成就日
10月19日(土) 不成就日
10月21日(月) 三隣亡
10月27日(日) 不成就日

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