2026年1月の二十四節気と選日(せんじつ)です。選日とは、暦注上において干支の組合せによってその日の吉凶を占うものであり、六曜・七曜・十二直(中段)・二十八宿・九星・暦注下段以外の物の総称です。擇日(たくじつ)・撰日・雑注ともいい、吉凶を判断するための特殊な性格の日柄です。
二十四節気
1月5日(月) 小寒
2026年の小寒を知る~日本の伝統的な冬の節目
新年を迎えて間もない1月5日。2026年のこの日は、二十四節気のひとつ「小寒(しょうかん)」を迎えます。二十四節気とは、太陽の動きをもとに1年を24に分けた季節の指標で、小寒は第23番目。この日から本格的な冬の寒さが始まるため「寒の入り」とも呼ばれ、年明けすぐに訪れる重要な季節の節目となっています。
小寒から次の節気である大寒を経て節分までの約30日間は、「寒の内」と呼ばれる1年で最も寒さが厳しい時期です。この期間は「寒中見舞い」を送る時期としても知られています。松の内を過ぎてから立春の前日までに、相手の健康を気遣う季節の便りを送る日本の美しい習慣です。
小寒の時期には、日本ならではの風習や旬の食材が数多く存在します。1月7日には「七草粥」で正月のごちそうで疲れた胃腸を休め、1月11日の「鏡開き」では年神様にお供えした鏡餅をおろして家族の健康と繁栄を願います。また、寒の水で仕込む日本酒や味噌、醤油は「寒仕込み」と呼ばれ、雑菌が繁殖しにくく深い味わいになると珍重されてきました。食材では、寒シジミや寒海苔、脂ののった寒ブリなど、この時期ならではの栄養価の高い旬のものが楽しめます。
寒さが厳しい時期だからこそ、先人たちは季節に寄り添う知恵を育んできました。2026年の小寒を機に、日本の伝統的な暮らしの知恵を感じながら、体を温める根菜たっぷりの鍋料理や七草粥を囲んで、健やかな一年のスタートを切ってみてはいかがでしょうか。
1月20日(火) 大寒
大寒とは?一年で最も寒い時期の過ごし方
2026年1月20日は「大寒(だいかん)」です。大寒とは、一年を24等分した二十四節気の最後の節気にあたり、文字通り一年で最も寒さが厳しくなる時期を指します。この時期は1月20日から2月3日の節分まで続き、日本各地で最低気温を記録することも珍しくありません。
大寒は、その前の「小寒」と合わせて「寒の内」と呼ばれ、約30日間の厳しい寒さが続きます。この期間をさらに細かく見ると、大寒は三つの候に分けられます。初候の「欵冬華(ふきのはなさく)」は地中からふきのとうが顔を出す時期、次候の「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」は沢の水が厚く凍るほどの寒さを表し、末候の「雞始乳(にわとりはじめてとやにつく)」は鶏が卵を産み始め、春の訪れが近づくことを示しています。
寒さが厳しいこの時期には、昔から様々な風習があります。寒稽古や寒中水泳など、寒さの中で心身を鍛える行事のほか、大寒の朝にくんだ「寒の水」を使った酒や醤油、味噌の「寒仕込み」が行われてきました。雑菌が少ない寒の水で仕込むと、発酵がゆっくり進み、品質の良いものができるといわれています。また、この時期に生まれた卵は「大寒卵」と呼ばれ、滋養があるとされる縁起物です。
大寒の最終日は節分にあたり、翌日の2月4日は立春を迎えます。まだまだ寒さは続きますが、暦の上では春の始まりです。室内外の温度差によるヒートショックに注意しながら、暖かい食事や適切な防寒対策で、この厳しい季節を乗り切りましょう。
選日
吉日
1月1日(木) 一粒万倍日
1月2日(金) 一粒万倍日
1月5日(月) 一粒万倍日
1月14日(水) 一粒万倍日
1月17日(土) 一粒万倍日
1月26日(月) 一粒万倍日
1月29日(木) 一粒万倍日
凶日
1月1日(木) 不成就日
1月4日(日) 三隣亡
1月8日(木) 三隣亡
1月9日(金) 不成就日
1月17日(土) 不成就日
1月20日(火) 三隣亡
1月24日(土) 不成就日
