開運

3月の暦

2024年3月の二十四節気と選日(せんじつ)です。選日とは、暦注上において干支の組合せによってその日の吉凶を占うものであり、六曜・七曜・十二直(中段)・二十八宿・九星・暦注下段以外の物の総称です。擇日(たくじつ)・撰日・雑注ともいい、吉凶を判断するための特殊な性格の日柄です。

二十四節気

3月5日(火) 啓蟄

啓蟄(けいちつ)は、二十四節気の一つで、毎年3月5日から7日頃に当たります。この節気は、自然界が冬の眠りから目覚め、新しい生命が芽生え始める季節の変わり目を象徴します。啓蟄の意味は「春雷が響き、冬眠していた虫たちが地中から這い出る」というもので、自然の再生と活動の再開を示しています。

この時期は、中国の伝統では、農作業の開始や家の大掃除など新年の準備の時期として重要視されており、様々な風習や祭りが行われます。日本においても啓蟄は、春を迎えるための大掃除など、新しい季節の準備のための節目とされています。農村では、田畑の準備を始める兆しとして、農作業の開始に合わせた祭りが各地で行われます。

気象学的には、啓蟄は冬から春への移行期にあたり、気温が徐々に上昇し始め、植物の芽吹きや動物の活動が活発になる時期です。特に、冬眠していた虫たちが地上に姿を現すのが特徴的で、自然界のリズムと深く関わっています。

啓蟄は、季節の変わり目を示すとともに、農業社会にとって重要な指標としての役割も担っています。農作業の計画を立てる際の重要な目安とされ、自然の目覚めと再生の象徴であるとともに、東アジアの伝統文化や農業にとって欠かせない節目であると言えます。現代においても、春の訪れを感じさせる特別な時期として、多くの人々に親しまれています。


3月20日(水) 春分

春分(しゅんぶん)は、二十四節気の一つで、毎年3月20日か21日頃に当たります。この節気は、春分点を通過する日、つまり夜と昼の長さがほぼ等しくなる日を指します。春分は、自然界における冬から春への移行を象徴し、新たな生命が息吹く季節の始まりを告げる重要な時期です。

春分の日は、中国や日本などの東アジア諸国で重視されてきました。中国では、この時期は清明節に向けての前哨戦として、祖先を敬う行事や春の農作業の開始を意味するものでした。日本では、春分の日は国民の祝日とされ、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」と定められています。この日には、多くの家庭でお墓参りを行い、故人を偲ぶ習慣があります。

気象学的には、春分の時期は、気温が穏やかになり、植物の芽吹きや花の開花が進む時期としても知られています。春の暖かさが本格的になり始めるこの時期は、自然界の活動が活発になる重要な転換点です。

春分は、季節の変化だけでなく、文化的・社会的な意義も持つ節気です。農業においては、この時期を植付けや耕作の開始の合図とし、一年の農作業の計画を立てる重要な時期として扱われてきました。また、春分の日は、自然との調和を促し、人々が自然界の美しさや命の尊さを再認識する機会としても大切にされています。現代でも、春分は新しい季節の到来を祝う特別な時期として、多くの人々によって大切にされています。

選日

吉日
3月2日(土) 一粒万倍日
3月10日(日) 一粒万倍日
3月15日(金) 天赦日
3月15日(金) 一粒万倍日
3月22日(金) 一粒万倍日
3月27日(水) 一粒万倍日

凶日
3月7日(木) 不成就日
3月11(月) 不成就日
3月15日(金) 三隣亡
3月19日(火) 不成就日
3月27日(水) 不成就日
3月27日(水) 三隣亡

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