開運

1月の暦

2025年1月の二十四節気と選日(せんじつ)です。選日とは、暦注上において干支の組合せによってその日の吉凶を占うものであり、六曜・七曜・十二直(中段)・二十八宿・九星・暦注下段以外の物の総称です。擇日(たくじつ)・撰日・雑注ともいい、吉凶を判断するための特殊な性格の日柄です。

二十四節気

1月5日(日) 小寒

小寒(しょうかん)は、二十四節気の一つで、1月5日ごろから1月19日ごろまでの期間を指します。冬至と大寒の間に位置し、寒さが本格化する時期の始まりを意味します。小寒に入ると、冬の寒さが一層厳しくなり、これからさらに冷え込む「寒の内(かんのうち)」という30日間のスタートとなります。特に小寒とその次の大寒は、一年で最も寒い時期とされ、この時期を過ぎると春が近づいてくるとされています。

この時期には、様々な行事や食文化も関わってきます。例えば、1月7日には「七草粥」を食べて無病息災を願う習慣があります。また、1月11日の「鏡開き」や、1月15日の小正月には「小豆粥」が食されることも一般的です。寒い時期ならではの食材としては、「寒ブリ」や「河豚(ふぐ)」が旬を迎えます。寒さの厳しいこの時期は、「寒仕込み」と呼ばれる醤油や味噌などの発酵食品作りが行われ、寒さを利用して発酵をゆっくり進める伝統的な手法が受け継がれています。

また、小寒は「寒稽古」などの修行や、心身を鍛える機会ともされており、寒中水泳などの厳しい環境下での鍛錬が行われることもあります。このように、寒さの厳しい小寒の時期は、日本の伝統行事や食文化を楽しみつつ、健康を意識して過ごすことが推奨されています。


1月20日(月) 大寒

大寒は、二十四節気の最後の節気で、1月20日頃から始まり、最も寒さが厳しい時期を表しています。大寒の期間は約15日間続き、この時期の寒さは「底冷え」とも呼ばれ、昔から特に重要視されてきました。

自然界では、厳しい寒さの中で生命が静かに春の準備を始め、ふきのとうなどの早春の植物が顔を出し始めることもあります。また、凍てついた沢の水が厚く凍る光景や、鶏が春の到来を予感させるように産卵を始めるなど、自然の変化が感じられます。

大寒の時期には、その寒さを活かした風習や行事が多く存在します。たとえば、「寒仕込み」という技法はこの時期の冷たい水を用いて、味噌や酒を仕込むことで、品質が安定するとされています。また、大寒の日に生まれた卵は「大寒卵」として縁起が良いとされ、健康や長寿の象徴として珍重されます。

このように、大寒は一年の中でも寒さが極まりつつも、やがて訪れる春への期待が込められた特別な時期であることが分かります。

選日

吉日
1月7日(火) 一粒万倍日
1月10日(金) 一粒万倍日
1月19日(日) 一粒万倍日
1月22日(水) 一粒万倍日
1月31日(金) 一粒万倍日

凶日
1月5日(日) 不成就日
1月13日(月) 三隣亡
1月13日(月) 不成就日
1月21日(火) 不成就日
1月25日(土) 三隣亡
1月31日(金) 不成就日

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