2024年8月の二十四節気と選日(せんじつ)です。選日とは、暦注上において干支の組合せによってその日の吉凶を占うものであり、六曜・七曜・十二直(中段)・二十八宿・九星・暦注下段以外の物の総称です。擇日(たくじつ)・撰日・雑注ともいい、吉凶を判断するための特殊な性格の日柄です。
二十四節気
8月7日(水) 立秋
立秋(りっしゅう)は、二十四節気の一つで、毎年8月7日頃に訪れます。この節気は、「秋が立つ」ことを意味し、夏から秋への季節の変わり目を象徴します。立秋は、気温が高いままの夏の暑さから少しずつ和らぎ始める時期であり、自然界では、暑さによる植物の生育のピークが過ぎ、次第に秋へと移行する準備が始まります。
この時期には、暑さが和らぐにつれて、日照時間も短くなり、朝晩の気温が下がることが多くなります。農業では、この時期が収穫の準備期となり、夏の間に成長した作物を収穫する準備や、秋に向けての種まきを行います。また、果物や野菜などが豊作となる時期でもあり、食材の豊富さが増します。
立秋を迎えると、暑中見舞いから残暑見舞いに変わり、まだ暑い日が続くことを表現する日本の伝統的な挨拶が変わります。また、この時期は、健康管理にも変化が求められ、夏の暑さから体力を回復させ、秋に備える食事や生活習慣が重要になります。
文化的には、立秋を境に季節の変化を感じる行事や風習が見られます。例えば、中国では立秋の日に秋の到来を祝う「立秋大吉」という風習があります。日本では、秋の七草を摘んだり、秋を感じさせる行事が徐々に始まります。
気象学的には、立秋はまだ暑い日が続くことが多いですが、夜間の冷え込みが増え、季節の変化を感じ始める時期です。立秋は、夏の終わりと秋の始まりを告げる節気であり、自然の変化と共に人々の生活も新たな季節に適応していく重要な時期とされます。
8月22日(木) 処暑
処暑(しょしょ)は、二十四節気の一つで、毎年8月23日頃に訪れます。この節気は「暑さが止む」という意味を持ち、夏の暑さが次第に和らぎ、涼しい秋の気配が感じられる時期を示します。処暑は、夏の終わりと秋の始まりを告げる節気であり、自然界や人々の生活において重要な変わり目となります。
この時期、日中の暑さはまだ残るものの、朝晩の気温は次第に下がり始めます。特に、夕方や夜には涼しい風が吹くことが増え、秋の訪れを感じさせます。また、田んぼや畑では、稲の穂が垂れ始め、収穫の準備が進む時期でもあります。農作物が実を結び、収穫に向けた最後の成長を遂げるため、農家にとっては忙しい時期となります。
処暑の頃には、夏休みが終わり、新学期が始まる学校も多く、学生たちにとっては新たなスタートの時期です。また、夏の疲れを癒し、秋に向けて体調を整えることが重要です。暑さが和らぐとともに、夏バテの解消や健康管理に注意が必要となります。
文化的には、処暑を迎えると、秋祭りや収穫祭など、秋の行事が徐々に始まります。日本各地で行われる盆踊りや花火大会などの夏のイベントも、この時期を境に終了し、秋の風物詩へと移行していきます。
気象学的には、処暑は台風の季節でもあり、大雨や強風に対する備えが必要です。自然界では、虫の声が聞こえ始め、秋の気配が一層濃くなります。処暑は、季節の移り変わりを感じる重要な節気であり、暑さが和らぐと共に新しい季節への準備が始まる時期です。
選日
吉日
8月1日(木) 一粒万倍日
8月12日(月) 天赦日
8月16日(金) 一粒万倍日
8月28日(水) 一粒万倍日
凶日
8月6日(火) 不成就日
8月14日(水) 不成就日
8月15日(木) 三隣亡
8月22日(木) 不成就日
8月27日(火) 三隣亡
8月30日(金) 不成就日