不成就日とは、何をしても成就しない日とされている縁起の悪い日で、選日と呼ばれる日の凶日のひとつです。不成就日は、陰陽道で、この日から始めた物事はすべて成就しないと言われる悪い日で、歴注の一つの「選日」に分類されています。不成就日は、月に8日に1回程度の頻度でやってくるため、身近な凶日としても有名です。不成就日は、結婚や入籍、子どもの命名や願い事、移転、契約ごとなど新しいことを始めるのに、とにかく「凶」で向いていないとされています。不成就日は、大安や仏滅とは違い、吉日と重なっても何事も成就しないとされています。
不成就日が大安と重なっている場合は、どちらを優先すれば良いか迷うかもしれませんが、大安と重なっている場合でも、不成就日が縁起の悪さを打ち消すことはありません。不成就日と天赦日が重なっている場合は、天赦日の縁起の良さが重なり、吉がさらに増えるとされています。しかし、凶日と重なっても天赦日の縁起のほうが強いといわれており、そこまで気にしなくても良いでしょう。
不成就日には、新しいことを始めることや、成就を願うことは避けるべきです。また、何かを始めることを計画する場合は、不成就日を避けることが望ましいです。