印鑑

開運吉相印に適した印材の選び方

印材選びが開運の第一歩

開運吉相印を作る際、印材選びは非常に重要なポイントです。印材とは印鑑の本体となる素材のことで、それぞれ特徴が異なります。今回は、印鑑によく使われる代表的な4つの印材について、初心者の方にも分かりやすく解説いたします。

代表的な4つの印材

薩摩本柘(さつまほんつげ)は、鹿児島県産の木材を使用した伝統的な印材です。木の温もりを感じられる自然な風合いが魅力で、適度な硬さがあり印影もきれいに出ます。ただし、水分や乾燥に弱く、朱肉を吸収してしまうため変形のリスクがあります。認印としての使用に適していますが、実印としては耐久性の面で注意が必要です。

黒水牛(くろすいぎゅう)は、最も人気のある印材の一つです。漆黒の美しい光沢があり、男女問わず使いやすいデザインです。耐久性と捺印性のバランスに優れており、朱肉のノリが良く鮮明な印影が得られます。ただし、乾燥に弱いため定期的にオリーブオイルでの手入れが推奨されます。認印や銀行印として最適です。

オランダ水牛(別名:牛角、白水牛)は、クリーム色から飴色の美しい模様が特徴の高級印材です。黒水牛より耐久性が高く、特に女性に人気があります。芯持ち材と呼ばれる角の中心部分を使用したものが最高品質とされています。色の白いものほど高級品とされ、銀行印や実印としての使用に適しています。象牙と異なり安定供給されているため、入手しやすい高級印材です。

象牙(ぞうげ)は「印材の王様」と呼ばれる最高級素材です。きめ細かい質感と滑らかな手触り、朱肉の付きの良さが特徴で、長期間使用しても歪みが生じません。ただし、ワシントン条約による規制があり、1989年以降は輸入が禁止されています。現在流通しているのは条約以前の在庫のみで、入手が困難な状況です。象牙印材における「横目」は象牙の外周部分を縦方向に切り出したもので、印面に年輪が横縞模様となって現れ、1本の象牙から3〜5本程度しか取れない高級品です。一方「芯持ち(日輪)」は象牙の中心軸をそのまま使用した印材で、印面に同心円状の年輪が太陽のように美しく現れることからこう呼ばれ、1本の象牙から文字通り1本しか取れない最高峰の印材とされています。横目も硬度と彫刻性に優れますが、芯持ちは繊維密度・硬度・朱肉の馴染み・経年変化の美しさすべてにおいて最上であり、その希少性から象牙印の中でも別格の扱いを受けています。

用途に応じた印材選び

実印には耐久性の高い象牙、オランダ水牛、黒水牛が推奨されます。銀行印にはオランダ水牛や黒水牛が人気です。認印には黒水牛や薩摩本柘が適しています。耐久性と捺印性のバランスを考えると、黒水牛は初めての方にも安心してお勧めできる印材といえます。

まとめ

印材選びでは、用途に応じた最適な選択が大切です。いずれの印材も専用ケースでの保管が基本で、直射日光を避け、適切な手入れを行うことで長く愛用できます。初心者の方は、まず黒水牛から始めてみることをお勧めいたします。

 

象牙日輪

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